親から学んだ数々の品位ある所作を大切にしたいという気持ち。いつも心の中に「お守り」のように忍ばせていました。

​

在日某大使館にて領事アシスタントを経て、駐日大使付秘書を経験し国内外のVIPをおもてなししてきました。秘書としてまた社会人として接遇やビジネスマナーを身に付けたのはこの頃で、培われたスキルは私の生涯の宝です。皇室の方々や大臣、各国の外交官の国際的マナーやオーラをまとった雰囲気はテキストを用いた座学では得る事の出来ない日々の学習でした。

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

後に、縁あり外資のダイヤモンドメーカーで広報担当をしています。広報という役割の元、各界のセレブや異業種ビジネスマンとの交流は自分に新たな発見をもたらしました。

出会った方々に共通している事、それはご一緒していて心地よい雰囲気と良い印象でした。

温かな笑顔、日本人なら年下の私にさえも礼儀正しくお辞儀をし、外国人なら握手や時にはハグして受け入れてくれます。「お待ちしていましたよ。」という気持ちが表れています。

​また、女性は自己主張のないエレガントな装いで、男性はプレスの効いたシャツやスラックス。やはり立振る舞いや服装とは相手に好印象を与えるマナーの大切な要素です。そして、おもてなし上手でもあります。気配り、気遣い上手。相手を気遣う気持ちや配慮こそマナーの原点ではないでしょうか。

​

広報の経験を活かし独立。ジュエリージャーナリストとして１年の半分を海外へ取材に赴き各国で数多くの人々と交流しサービスの心得や接遇をより学びました。

​

​

​

​

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

​

​

​

​

​

​

​

​

​

 

​

時が同じ頃、某TVショッピング番組に長年ゲスト出演をし、顔の見えぬ全国のお茶の間の視聴者様へ不快のないよう誠意をもって商品のご紹介をさせて頂くアドバイザーという特殊な仕事に就きました。

​顔の見えぬ相手に語る事・・・それはオフィスで電話を通して顔の見えないお客様とコミュニケーションをとるのと同じ事だと言えます。どうしたら相手に自分の気持ちが伝わるのでしょうか。声で信頼関係をつかむことがとても大切です。ではどうしたら信頼関係を声だけでつかめるのでしょうか。

受講をされる皆様には自信をもって顔の見えぬ電話口のお相手に対応していただけるよう、＜マニエレエレガンティ＞でスキルを習得いただきたいと思います。

​

再び企業に就職し、自治体のサービス向上に向け、接遇教育に携わりってまいりました。スタッフの皆さんがエレガントにそして自信をもってお仕事を遂行される姿を見ると、接遇、マナー教育というのは受けた方々がさらに新人・次の世代に伝え引継いでいき、ひとつの文化を築いていくという事だと確信いたしました。

​

冒頭にふれましたが、親から学んだ所作は、人生を通して他人から得た心地よい接遇やマナーによってより磨かれていったと実感しています。

＜マニエレエレガンティ＞で受講される皆様が、わたくしと同じようにマナーという「お守り」を心にお残しいただけるよう、自分磨きの第一歩となるお手伝いをさせて頂けれ幸いです。